淡路島の旅

先週末は車で淡路島に行ってきました。


毎月1回は国内旅行!という目標を立てて
仕事・プライベートともにメリハリをつけるようにしてます。


旅の目的のいつも1割くらいは占めているのが
サービスエリアや道の駅。
時にはハズレの場所もありますが、淡路は当たりの部類。
(個人的には浜名湖PAが大当たりです。)


この日はウェスティンでランチブッフェ。
直前に予約をしてたので、ソファのいい席に通してもらえました。


都会のホテルバイキングとは
またひと味もふた味も違い、
料理だけじゃなく、開放的な雰囲気も一緒に楽しめました。
たまにはいいもんです。


タコやタマネギ、牛肉といった
淡路島の特産品がふんだんに使われていて
思わず腹10分目まで食べてしまいました。。


ウェスティンホテルと周辺施設は、かの有名な安藤忠雄デザインで、
周りを散策するだけで結構楽しめたりします。



敷地内の奇跡の星の植物館というところで、
「淡路夢舞台ラン展2009」がやっていたので
行ってきました。


ランが1500種1万株、ということで
珍しいランが沢山あって予想以上に楽しんじゃいました。




次に向かったのが南あわじ市の灘黒岩水仙郷。
ここは500万本の野生のスイセンが群生していて、
日本三大群生地の一つに数えられるスイセンの名所です。


階段で絶壁を上ること約10分。
駐車場がこんなことになっています。


いやぁまさにスイセンだらけ。
このシーズンだけ楽しめる絶景です。

最後に向かうは温泉。
ということで淡路インター近くの「美湯・松帆の郷」に。
明石海峡大橋を見渡すことができる露天風呂がここにはあります。


学生時代に友人達と原付でこの場所に来たことを思い返し、
懐かしい気分に浸りながら、楽しかった一日を締めくくりました。

働く理由

最近、身近な人が転職を考えていたり、
採用活動がいよいよ始まる関係で、
「仕事」というものを見つめる機会が多くなりました。


そんな中で見つけた本。

織田信長(!)から本田宗一郎まで、いろんな偉人の名言をもとに
働く理由について様々な切り口から書いている本です。


納得したのは、「仕事は面白くない」←それって本当? という項目での記述。

仕事が本来面白い物ではないとしたら、誰も「仕事が面白くない」なんて不平不満を言わないだろう
(中略)
実は「仕事が面白くない」という実感は、
「仕事が面白い」と実感できた経験に支えられている。
(中略)
仕事は面白くない、遊びは面白いという常識は必ずしも正しくない。
真剣に取り組んで、手応えを感じることができれば、
仕事だろうが遊びだろうが面白いのだ

なるほど。
仕事が面白くないときは
仕事が面白い!なんてキレイゴトだろうと思いがちですが、
仕事が面白くないときこそ
「自分はどんな仕事を面白いと感じるのか」ということに
ちゃんと気づいている自分もいたりする。


そのほか読んだのは以下の4冊。


■考えるシート
山田ズーニー氏の著書にはハズレがない。
どれもが的を射ていて考えさせられる。
また後日、中身についてはとりあげたいと思います。


■めんどくさがりやのあなたがうまくいく55の法則
よくありがちな啓発本。
ブックファーストにずらーっと並んでいたので、思わず買っちゃいましたが、
個人的には浅くて表面的な本。でも55個のうち、2,3個は役に立ちそうな法則がありました。


■クリムゾンの迷宮
これは久々に一気に読み切った本。
登場人物の描写が少し足りなかったように思いますが、
何より主人公に感情移入ができたので「夢中本」になったかと思います。

寝る間も惜しむ本になるかならないかの境界線は未だ自分でもよく分からず、。
いずれにしてもこれは寝る間を惜しんだ本です。

クリムゾンの迷宮
貴志 祐介
角川書店 ( 1999-04 )
ISBN: 9784041979037
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


■ジェネラルルージュの凱旋
まぁ並。個人的にはもう飽きました。

金融危機の話

少し前に買っていたのですが、ようやく読み終わりました。


今、世間を騒がせている「金融危機」の話です。
現在の状況に至った経緯や原因が分かりやすく書かれています。


驚くべきは、この本が書かれたのは去年の春だということ。
まるで現状を知っているかのような記述にびっくりするばかりで、
そんな人が書いた理論には共感せざるを得ませんでした。


金融危機の背景については平易に書かれており、理解しやすいのですが、
ソロスの投資理論が哲学的に書かれている箇所(本書の大半)については
非常に難しく、読み応えがありました。


再帰性という理論を展開しているのですが、
これは現代の金融工学の「均衡理論」(市場は需要と供給の均衡点に向かって収斂する)という理論を
真っ向から否定するものです。


均衡理論は常に「市場は正しい」というスタンスをとりますが、
再帰性理論というのは「市場は誤る」というスタンスをとっています。


均衡理論では価格が下がっても本来価値に自然と戻っていく、というスタンスをとりますが、
再帰性理論では価格が下がると、買手が逃げ出すのが市場であり、誤った市場参加者の
行動そのものが「本来価値」そのものにも影響を与えるというスタンスをとります。
(んー、、もう一回くらいは読まないと説明できるほどは理解できません、、)


まぁとにもかくにも、ぼくはこれまで現代の金融工学を盲信して
投資をしてきたことに違いはないので、
それに大きな疑問を呈してくれた一冊で非常に参考になりました。


ジョージソロスの主張を読む限りではまだまだこのバブル崩壊は収まりそうにありません。
安くなった今が買い時という気もしないことはないですが、
今はまだ、投資に手を出す気にはなれないのも事実です。
そんな中、来週まで締め切りを延長した、
5年もの定期で1.7%という新生銀行「実りの円定期キャンペーン」に心を惑わされつつあったりもします。

おくりびと

アカデミー賞ノミネートで話題の「おくりびと」。
アンコール上映なるものがMOVIX京都でやってたので
DVD出る直前ではありますが観に行ってきました。


結論からいくと、いい邦画でした。


「生死」はもちろん、仕事・夫婦・親子などなど
誰もが持っているテーマについて描写がされていて
共感できる部分が多々ありました。


日本人らしい所作の美しさや風景美なども
この映画の魅力とされていますが、
ぼく自身はやはり「仕事」に対する姿勢というものが
最も胸に響いた部分でした。


ネタバレになるので詳細には触れませんが、
周囲の人々に時には侮蔑されながらも
自らの仕事でその人たちの態度を変えさせていく、
そういった部分にとても感動したわけです。



そして、毎週恒例の読書メモ。
カネ関連の3冊といつものバチスタシリーズの1冊。


「お金と幸せ」について、この3冊はこれでもかというくらいの説得力で書かれています。
中学生くらいにこういう教育がされたらええのにな、と思ったりします。


同じお金の本といっても
ブームだったマネーゲームや投資の本とはひと味違いますが、
そうしたことを始める前に是非一度読んでおきたいそんな本でした。



休日出勤

2月2週目までは少し忙しい日が続く関係で今日は休日出勤。
休日出勤は電車も空いてて、私服で上司もおらず回転はいつもの8割弱、。


にも関わらず賃金は3割り増しということで、なかなか悪くない。
でも1日の終わりの気分は何だか重いものがあります。


さてさて今週の読了は以下の3冊。


前作も読みましたが、仕事術系の本の中では一番活用しています。
というか、仕事もプライベートもこの手法を使ってもう3年ほどになりますが、未だに手放せないというか定着しています。
この本もつい2回精読してしまいました。


頭の中をからっぽにして、「あれもやらなあかんな」とか「あぁ忙しい・・」といったモヤモヤとした不安がなくなるようなテクニックです。
スキマ時間にやることも手に取るように管理できるので、無駄な時間がとことんなくなります。おすすめです。



うーん、、「チームバチスタの栄光」の著者の作品ですが、なんか独特の世界観がありすぎておもしろくない。。
買ってしまったこのシリーズの「ジェネラルルージュの凱旋」まで読んでおもしろくなかったらもうこの作者からは離れることにします。

日本人のこころ

2009年初詣、ということでお伊勢さんに行ってきました。


なんでも今年は内宮の象徴でもある宇治橋の架け替え、ということで
すごい人出でした。


なんと三が日だけで71万人も押し寄せたとのこと、
1月も下旬になるのに駐車場も大混雑、人だらけの境内にはびっくりでした。



伊勢神宮は神社格付け(近代社格制度)でも別格とされていたそうで、
また違った緊張感が漂っている気がします。


手水はもちろんのこと、皆が二礼二拍一礼を徹底する有様は
何か日本人のこころを思い起こさせるものがあります。


お蔭参りという言葉をよく聞きますが、
一生に一度の伊勢神宮参詣は江戸時代における庶民の夢でもあったそうです。


その時代を再現したおかげ横町という街並が
内宮前にあるのですが、参拝が終わった後は、そこで食べ歩きを楽しみました。


ここもすごい人の数で何を食べるにも行列に並ばないといけませんでしたが、
様々なお店や屋台が並んでいて、2時間ほどいても飽きず、
学生時代に地域活性化を学んだ自分としてはなかなか興味深いまちづくりの成功ケースでした。


-伊勢うどん

岡田屋という店で食べた卵かけ伊勢うどん
讃岐うどんと対極にある柔らかいうどんで、
たまり醤油と卵の相性が抜群でうどん好きにはたまらん一品でした。


-うの花ドーナツ&豆腐ソフト

嵐山や清水でさんざん豆乳ドーナツを食べてきましたが、
ここのドーナツもかなりいけました。
甘すぎず、風味もしっかりしていて大量に買い込みました。。

ソフトも本格的で後味にほのかに豆の風味が
あって小さいながらも価値のある一品でした。


-豚捨のコロッケ&メンチカツ&串カツ

豚捨という名前ながら、伊勢牛で有名な店だそう。
かなりの行列で待ちましたが、その割にはまぁ並でした。


-赤福本店


問題になった赤福ですが、やはりそのブランド力は強大で
イートインは人でごった返し、お土産は長蛇の列。


店内で食べましたが、駅で売っているおみやげとは
違って非常に柔らかく、あんこの風味もしっかりしていて
いい感じでした。


-二見興玉神社


最後は夫婦岩で有名な二見興玉神社に行ってきました。


伊勢神宮にはおみくじがなかったので、こちらで2009年を占うことに。
結果は久しぶりの「大吉」。


「思うがままになる運です」ということでどうやら期待が持てる一年になりそうです。

読書記録0112-0116

滋賀から通勤するようになり早1年が経ちます。


鞄の中には重いですが資格本と小説とビジネス本の
常に3種類の本を入れて、気分に合わせて読むようにしてます。


今週の読了は以下の4冊。どれもクォリティ高めでした。


チャイルド44 <上巻>
トム・ロブ スミス
新潮社 ( 2008-08-28 )
ISBN: 9784102169315
おすすめ度:アマゾンおすすめ度
チャイルド44 <下巻>
トム・ロブ スミス
新潮社 ( 2008-08-28 )
ISBN: 9784102169322
おすすめ度:アマゾンおすすめ度
まずは小説。
ひさびさに読んだ海外小説ですが、ハマりました。
ミステリーとしての内容はまぁボチボチですが、
奥が深い小説というのは、歴史背景や情景の表現が秀逸です。


生きたこともない時代、しかも行ったこともない土地での出来事が
具体的に想像できる。まさに小説のそんな醍醐味を味わえた作品でした。

つづいては、今マイブームの「脳本」。
著者が警鐘をならす生活はまさに自分の生活そのもので危機感を抱きました。


少しでも脳の機能を取り戻すため、歩きながらの携帯と昼休みのネットを止めることにしました。
まずはできることから。

これは自分のバイブルであり、1年に一回は必ず読んで
5カ年の計画をメンテナンスして、今年の目標、毎年の行動計画への落とし込みを1日かけて実行してます。

この作業で人生が1.5倍濃密になること間違いなしです。